この電気ケトル、何の変哲もない形のように思えるが、すごく使い勝手がいい。特にお湯を入れたときの重量バランスがすばらしい。把手の突起に人差し指を引っ掛けられるようになっており、ここを支点に最小限の力でケトルを傾けられる。
細くなった注ぎ口は、マグカップやカップラーメンにお湯を注ぐのにぴったり。底面は熱くならないから、グラグラのお湯が入っていても木のテーブルの上に置ける。すみずみまで手に馴染む、完成されたデザインだ。
難点は、ピカピカの鏡面がすぐに曇ってくること。一念発起して磨き上げると、紅茶を淹れるたびに見たくもない自分の顔と対面する羽目になる。もう10年使っているが、一向に壊れる気配はない。壊れたとしても、また同じものを買うだろう。
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